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ガイソー水戸店

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下塗り塗装が完了!水戸市外壁塗装 2017/5/18

2017.05.18
 皆様こんにちは!
ガイソー水戸店、(株)イサカホームの外装リフォーム営業・管理のオノザトです。

昨日は肌寒い1日で、今日は汗ばむ陽気・・・と思ったら昼ごろの土砂降り。
今日はもうダメかな・・・と思ったら晴れてきた。
なんとなくこんな天気になるような気がして、現場は朝から塗装させずに、午後からにしました。
天気を見ながら、風向きを見ながら、雨の臭いを感じながらの作業です。
私が子供の頃に、祖母が「雨の臭いがするね・・・もうすぐ雨になるよ」と言ったのを覚えています。
その後、1時間もしないうちに雨になってましたね。
祖母の家は農家でしたので、まさしく自然相手の仕事。
その頃は「ばぁちゃんスゲー!!」って思ってましたが、この業界に入ってからは「雨の臭い」が少しだけ分かるようになってきました。

さて、今日のお題の「下塗り塗装」ですが、塗装工事において重要度ランクはトップクラスです。
まずは下塗りの役割をご説明いたします。

下塗りとは、外壁材や屋根材などの塗装面に一番最初に塗る作業です。
下塗り塗料は中・上塗りとの密着性を良くするために、塗装面を整える塗料です。
代表的なものにプライマーとシーラー、フィラーがあります。

プライマー・シーラー・・・
職人や塗料メーカーなど塗装業界の人と話をしていると、プライマーとシーラーが混同しています。
それもそのはず、プライマーとシーラーを明確に分ける正しい定義はありません。
プライマーとシーラーは同じだと考えていただいて問題ありません。
プライマーやシーラーの役割ですが、中・上塗りと塗装面の密着性を高めるのが役割です。
実は、上塗り材には密着性はありませんので、プライマーやシーラーが両面テープのような役割をします。
また、傷んでいる塗装面は塗料を吸い込んでしまう性質があります。
そのため、プライマーやシーラーをたくさん吸収させ、吸い込みを止める役割もあります。
もし、吸い込みが止まらない状態で中塗り・上塗り1回目をしてしまうと、表面に下塗りがない状態で塗装するようなイメージなので、密着性が悪くなり耐久性が落ちたり、艶がある塗料を使っているのに艶が出なかったりと初期不良になるケースがあります。
どんなに良い塗料を使っても、下塗りをしっかり塗らないと意味がありません。

フィラー・・・
モルタル下地やALCなどの外壁の場合の下塗り材。
下地の凹凸や、ヘアークラック(髪の毛みたいな細いひび割れ)などの補修をする場合に使用する。
近年主流なのが「微弾性フィラー」と呼ばれています。
水性塗料で環境に優しく、クラック(ヘアークラックより少し太いひび割れ)も補修できます。
微弾性フィラーは、シーラーとフィラーの機能を合わせた機能があります。
モルタル下地やALCのような割れやすい外壁には微弾性フィラーが一番多く使われています。
メーカー指定の塗布量を塗らないといけないので、厚塗りになります。

下塗り材は他には、サーフェイサー、プラサフバインダーなどがありますが、あまり使われませんね。




外壁の下塗り塗装作業が完了した写真です。

今回はALC外壁でヘアークラックも多数ありましたので、微弾性フィラーを使用しました。
下塗りだからと気を抜かず、下塗りで仕上げるようなイメージで塗装していきます。
上のほうで書きましたが、下塗り不足だと密着性が悪くなり、早期剥離に繋がります。
また、雑に塗装してしまうと、上塗り完了後まで塗りムラが見えてしまいます。
上塗りの倍以上の厚みがありますので、塗りムラを上塗りでごまかすのは無理です。

下塗りは隠れてしまう工程ですが、最後まで影響しますので最重要なのです。

明日からは天気予報は晴れで安定していますので、中塗り(上塗り1回目)へ進んでいきます。


今日もありがとうございます。

ガイソー水戸店
株式会社イサカホーム
一級建築塗装技能士/二級建築施工管理技士
小野里 和宣

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