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ガイソー水戸店

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失敗しないモニエル瓦の塗装! 2016/6/5

2016.06.05
こんにちは!

ガイソー水戸店・株式会社イサカホームのオノザトです。

今日から梅雨に入ったようで・・・

外装リフォーム担当の私としましては、とても憂鬱な季節になりました。

現場の進行が遅れるのです。

もちろん、梅雨を見越して工程は組んでいますが、お天気次第なので想定外が起こりやすいです。

今日梅雨入りですが、梅雨明け宣言が待ち遠しいです!笑

 

さて、私たちの日々の仕事の中に『現場調査』という仕事があります。

お見積もりのご依頼を頂き、最初にする仕事が現場調査です。

建物の状況、大きさ、破損個所、下地となる仕上げ材の確認・・・

などなど、確認しなければいけないことが多数あります。

最近立て続けに、メンテナンスが大変な建材に多く当たります。

『乾式洋瓦』です。商品名は「モニエル瓦」が多いですね。

どういった瓦かと言いますと・・・

基本的にはセメント瓦と同じなのですが、表面に『スラリー層』という

着色セメントがついております。

この着色セメントがメンテナンスを大変にしているのです。

モニエル

パッと見はセメント瓦とモニエル瓦は似ています。

小口(コグチ)という重なる箇所のツルツルかボコボコかで見分けは簡単につきます。

モニエル瓦を間違ってセメント瓦と判断して塗装をすると、早ければ1年持たずに剥離します。

モニエル瓦としっかり判断して施工するときにも注意が必要です。

モニエル③

まずは高圧洗浄・・・

通常の洗浄の仕方だと、着色セメントの層が残ってしまいます。

モニエル②

洗浄後に綺麗な軍手や布で瓦を擦ります。

上の写真のように軍手に色が移るようだと、洗浄不足になります。

瓦1枚1枚を丁寧に洗浄し、着色セメントの層を剥離させます。

に着色セメントの層が残ったまま塗装をすると、これも早期の塗膜剥離に繋がります。

しっかり洗浄をし、着色セメントが落ちたことを確認し、乾燥させます。

その後、下塗りの工程になります。

モニエル④

モニエル瓦の下塗りは、基本2回塗です。

写真のように、材料が流れるぐらいたっぷりと塗っていきます。

2回塗って吸い込みが止まり、表面が濡れ色になればOKです。

ただ、私の経験上では3回塗って吸い込みが止まるのがほとんどでした。

現場によっては4回塗った時もありましたね。汗

モニエル⑤

下塗り乾燥後、上塗り2回塗で仕上がりです。

メーカーや塗料の種類によっては中塗りが必要な場合もあります。

モニエル瓦は特殊な瓦ですので、工法などはしっかり確認してから工事を進めてください。

しっかりメンテナンスすれば、とても良い瓦ですからね♪

 

今日もありがとうございます。

 

ガイソー水戸店

株式会社イサカホーム

一級塗装技能士

小野里 和宣
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