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ガイソー水戸店

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雨漏りしないコロニアル塗装! 2016/4/15

2016.04.15
こんにちは!

ガイソー水戸店、(株)イサカホームのオノザトです!!

4月になり暖かくなってきましたね♪

春の塗装シーズンど真ん中!のはずですが、例年にないぐらいの強風が毎日毎日毎日・・・。

屋根の塗装などは塗料の飛散に気を付けていきます。

さて屋根の塗装だと、大きく分けてみると・・・

①コロニアルやカラーベストなどのスレート瓦。

②セメントを圧縮形成した瓦の形のセメント瓦。

③金属系の屋根。

④陸屋根などの防水。

他にも種類はありますが、大きく分けるとこの4種類になるかと思います。

特に多いのは、①のスレート瓦です。

コロニアル

↑↑↑のような屋根です。

スレート瓦のメンテナンスの話しを少しさせていただきます。

新築時に工場で塗装されている建材が出荷され、現場で葺き重ねていきます。

新築から7年前後で劣化が見られます。

主成分はセメントですので、表面塗膜が劣化するとセメントが水を吸います。

水を含んだ瓦は冬場に凍結し、膨張→爆裂→ひび割れとなります。

10年前後でメンテナンスが必要になります。

メンテナンスは塗装か金属系屋根のカバー工法が一般的です。

塗装後は選ばれた塗料にもよりますが、10年~15年で再塗装、またはカバー工法のメンテナンスになります。

屋根塗装時に注意があります。

まずは高圧洗浄・・・。

当たり前ですが、しっかり洗う!!

当たり前なのに、当たり前に出来ていない業者もたくさんいるのが事実です。

汚れやホコリを洗い流すのと、コケカビを除去するのが目的です。

また、劣化した表面塗膜の剥離も行っていきます。

脆弱な表面に塗装してもすぐに剥離に繋がりますので、注意が必要です。

洗浄が終わり、屋根をしっかり乾燥させてから下塗りです。

シーラー、またはプライマーを塗っていきます。

下地の劣化次第ですが、1~2回塗です。

下塗り塗装後、塗り重ね乾燥時間をしっかり守ってから中塗り、上塗り1回目とも言います。

・・・中塗りの前にもうひと手間・・・

タスペーサーの設置作業です。

タスペーサー

↑↑↑この部材がタスペーサーです。

タスペーサーを瓦1枚に2ケづつ設置していきます。

タスペーサー設置

↑↑↑瓦と瓦の間に差し込みます。

 

タスペーサー断面

↑↑↑断面図です。

 

なぜタスペーサーを設置するのかと言いますと・・・

雨漏り防止のためです。

瓦と瓦の間の隙間が狭いと、塗装時に塗料で隙間を埋めてしまいます。

隙間が無いほうが水が入らなくて良いと考えそうですが、絶対にダメです。

スレート瓦は必ず瓦の裏にも水が廻る構造になってますので、瓦の裏に廻った水をどう抜くかが重要です。

仮に裏に廻った水は、下ではなく上に向かって逆流していきます。(毛細管現象)

その水は瓦を留めてある釘を伝って軒裏に廻り、結果として雨漏りに繋がってしまいます。

そこで、このタスペーサーです。

強制的に隙間を作るので、裏に廻った水が抜けてくれるのです。

塗装したために雨漏りになってしまったら残念ですから、必要な工事は必ず行う!!

大切な住まいを守るために、ちょっとした豆知識も必要ですね♪

 

 

今日もありがとうございます。

ガイソー水戸店

株式会社イサカホーム

一級塗装技能士

小野里 和宣

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